平屋を建てる場合のメリット・デメリットを考えます。

メリットはなんといっても階段が必要ない事です。毎日の階段の上下移動はストレスとなります。また老後も安心して生活できます。2階がない分、地震や台風などの影響を受けにくく構造的にも有利となります。壁が少なく開放的なプランが可能になるでしょう。天井高さがない分、室温も安定しやすいです。

デメリットは工事費が割高になる事です。基礎の面積や屋根の面積は同じ延床面積の場合、総二階建ての場合と比べて、ほぼ2倍となります。ただ、階段がない分1階2階合わせて2坪小さくできますので、延床面積を減らす事ができます。延床面積が減る分工事費は安くなります。

またある程度の土地の広さが必要です。平屋を希望しても、土地の面積が小さい為2階建てにせざるを得ない場合があります。

計画としては平屋の中心部分に光をどう届けるかが計画の肝となります。トップライトを設けたり、光の必要のない部屋を配置するなどを考慮します。

また平屋は計画が単調になりやすいので、天井の高さを変えたり、回遊できる平面計画を考えたりして、変化のある空間とすると良いでしょう。