外観

 

玄関

げん

玄関2

 

リビングよりダイニングを見る

 

ダイニング

 

ダイニング見返し

 

リビング

 

洗面所より浴室を見る

 

浴室夕景

 

上空景

大洞の家は新しく開発された住宅地に建っています。

美術館のような空間でコーヒーを入れて客人をもてなす事が何よりも楽しみ。というお施主さんの思いからこの計画は始まりました。

山を削って造成された土地の頂に位置し、南には目前に山が迫り、北には少し背伸びをすれば遠く御嶽山や飛騨の山々が見えるロケーションでした。

その自然を空間に取り入れるため、メインの空間は南と北を望む筒状の天井の高い空間とし、北のリビングの床を上げる事で空間に変化を与え、同時に南北の眺望を得られるようにしました。

玄関はトップライトからの光が刻々と変化する事で、訪れる人に色々な表情を見せます。

また水回り空間では、真っ白な空間とし、非日常の空間を演出しました。

建物が竣工し、久しぶりに大洞の家を訪れるとお施主さんの入れていただいたコーヒーの香りが建物に充満し、凛としながらもほっと落ち着ける空間でいただくコーヒーは格別の味がしました。

 

掲載誌:住まいの設計2022年8月号(扶桑社)

 

大洞の家(コンクリート打ち放しの平屋住宅)

所在地 岐阜県岐阜市

構造 RC造平屋建

主要用途 一戸建ての住宅

敷地面積 189.23㎡(57.1坪)

延べ床面積 78.60㎡(23.7坪)

1階床面積 76.60㎡(23.7坪)

建築面積 90.04㎡(27.3坪)