庇について考えます。

高温多湿の日本においては庇は雨や日光を除けるために非常に重要です。特に木造の場合は必ず付けるべきだと考えています。庇がある事で雨漏りのリスクは大きく減ります。また建物に雨がかからないため、建物が傷みにくくなります。

直射日光はかなり強烈な光なので庇で窓に直接入る光を減らす事は快適な生活を送る事にとても有効です。夏の南から入る光は角度が高いので、少しでも出してあげるだけでも有効でしょう。西や東から入る光は高度が低いので、庇以外の対策が必要です。

また日本には梅雨があります。長くしとしと降る雨に対して、窓の上に庇がある事で開け放しておく事ができます。庇がないと、雨が室内に吹き込んでしまうので、開け放しておく事ができず、高温多湿の室内で締め切った窓のなかで生活せざるを得ないでしょう。

かっこいいから、安く済むからといって安易に庇のない家にしてしまうのはよく考えてからにしましょう。